レヴェナント: 蘇えりし者 (原題:The Revenant)
2015年 / アメリカ / 156分
監督:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
IMDb: http://www.imdb.com/title/tt1663202/
■どんな映画?
「バードマン」のアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督、レオナルド・ディカプリオ主演で、実在した罠猟師の雪山での過酷なサバイバルの旅を描いた映画。
2016年アカデミー賞最優秀作品賞、最優秀監督賞、最優秀主演男優賞、最優秀助演男優賞など12部門ノミネート!
■ネタバレあり ストーリー&解説
(海外で観たためうろ覚えなところがあります)
1823年、開拓時代のアメリカ。ヒュー・グラス(レオナルド・ディカプリオ)はロッキー・マウンテン・ファー・カンパニーという毛皮会社に雇われ、罠を仕掛けて動物をハントし毛皮を剥ぐという仕事のため、10数人の一団とともにミズーリ川流域の山中に赴いておりました。
一団は先住民族の襲撃にあってしまいます。銃vs弓ですが地の利を生かした先住民族の攻撃に成すすべなく、半数近くの仲間を失います。
先住民族から逃れるも、山越えを余儀なくされた一団は休息とっておりましたが、
運悪くグラスは野生のグリズリーに襲われてしまいます。喉を裂かれ、背中に大けがを負い瀕死の状態に陥ってしまいます。
仲間が駆けつけ手当てをするも、留まっていては先住民族に見つかり襲撃されてしまうので、瀕死のグラスを担架で担ぎ先へ進みます。
しかし、険しい山道を大の男を担ぎながら進むことは難しく、
狩猟隊の隊長はメンバーのうち、ジョン・フィッツジェラルド(トム・ハーディ)と、ジム・ブリッジャーを、その場に残し、ヒューの容体を看取って、命が尽きたら、埋葬するように命令します。
以前からグラスのことを良く思っていなかったフィッツは、この機にグラスが死んだように見せかけ殺害してしまおうと企みます。
フィッツを止めようと反抗したグラスの息子を、グラスの目の前で殺します。
ジムにはグラスは絶命したことにし、このことは口外しないよう脅します。
フィッツとジムは、まだ息のあるグラスを生き埋めにし、その場を離れます。
奇跡的に一命を取り留めたグラスは、息子を殺し、自分を置き去りにしたフィッツに復讐を誓います。
歩くこともままならないグラスですが、なんとか自給自足をしながら先へ進むも、先住民族に見つかり、逃れるために川に飛び込みます。
先住民族から逃れたグラスは猛吹雪の中、山中を彷徨っていると、謎の男に出会います。
その頃、フィッツとジムはベースキャンプに辿り着き、グラスはグリズリーに襲われ死んだと報告します。
謎の男に背中の傷を治療してもらい、追ってきた先住民族から馬を奪い逃げますが、崖から落ちてしまいます。
なんとか無事だったものの、天候は悪化し猛吹雪になります。
グラスは死んだ馬の内臓を取り除き、死体の中に身を潜めることで寒さを凌ぎます。
ベースキャンプでは先住民族の捕虜が連れてこられ、彼はグラスの水筒を所持しており、どこで手に入れたのかを尋ねると、奪ったと答えます。
グラスがまだ生きていると知った狩猟隊は捜索に向かい、ついにグラスを発見します。
自分の嘘がバレたと悟ったフィッツは、金庫から金を奪いベースキャンプから逃げておりました。
ベースキャンプへ戻ってきたグラスはフィッツに復讐するため、隊長他数名とフィッツの追跡に向かいます。
壮絶な格闘の末、フィッツを倒し復讐を成し遂げたところでエンド。
■感想
奇跡的に一命を取り留めたグラスは、息子を殺し、自分を置き去りにしたフィッツに復讐を誓います。
歩くこともままならないグラスですが、なんとか自給自足をしながら先へ進むも、先住民族に見つかり、逃れるために川に飛び込みます。
先住民族から逃れたグラスは猛吹雪の中、山中を彷徨っていると、謎の男に出会います。
その頃、フィッツとジムはベースキャンプに辿り着き、グラスはグリズリーに襲われ死んだと報告します。
謎の男に背中の傷を治療してもらい、追ってきた先住民族から馬を奪い逃げますが、崖から落ちてしまいます。
なんとか無事だったものの、天候は悪化し猛吹雪になります。
グラスは死んだ馬の内臓を取り除き、死体の中に身を潜めることで寒さを凌ぎます。
ベースキャンプでは先住民族の捕虜が連れてこられ、彼はグラスの水筒を所持しており、どこで手に入れたのかを尋ねると、奪ったと答えます。
グラスがまだ生きていると知った狩猟隊は捜索に向かい、ついにグラスを発見します。
自分の嘘がバレたと悟ったフィッツは、金庫から金を奪いベースキャンプから逃げておりました。
ベースキャンプへ戻ってきたグラスはフィッツに復讐するため、隊長他数名とフィッツの追跡に向かいます。
壮絶な格闘の末、フィッツを倒し復讐を成し遂げたところでエンド。
不思議な作品でした。
「バードマン」での宙に浮いたようなカメラワーク+長回しは本作にも健在で、冒頭の先住民族との戦闘や、ラストのトム・ハーディとの一騎打ちのシーンは圧巻でした。
痛い&寒いシーンのオンパレードで、極寒の川に飛び込むのは当たり前。
グリズリーには背骨剥き出しになるほど痛々しく襲われ、
さらには猛吹雪を凌ぐため、死んだ馬から内臓を引きずり出し、裸になり死体の中に身を潜めるというハイレベルなサバイバル術も飛び出し、本当に寒くないのか疑問ですが、なんだかディカプリオが可哀想になりました(笑)
「バードマン」での宙に浮いたようなカメラワーク+長回しは本作にも健在で、冒頭の先住民族との戦闘や、ラストのトム・ハーディとの一騎打ちのシーンは圧巻でした。
痛い&寒いシーンのオンパレードで、極寒の川に飛び込むのは当たり前。
グリズリーには背骨剥き出しになるほど痛々しく襲われ、
さらには猛吹雪を凌ぐため、死んだ馬から内臓を引きずり出し、裸になり死体の中に身を潜めるというハイレベルなサバイバル術も飛び出し、本当に寒くないのか疑問ですが、なんだかディカプリオが可哀想になりました(笑)
ディカプリオもトム・ハーディも圧巻の演技で、極寒の撮影環境のなか役者魂を感じられました。スタッフの方々も相当苦労したのではないかと。
全体的に暗いストーリーと二時間半近い上演時間のため、気軽に観れる映画ではありませんが、
作り手のこだわりが伝わってくる映画なので、是非ご覧下さい。
全体的に暗いストーリーと二時間半近い上演時間のため、気軽に観れる映画ではありませんが、
作り手のこだわりが伝わってくる映画なので、是非ご覧下さい。
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